大学進学を目指す生徒は,Algebra→Geometry→Advanced Algebraという授業を選択します.
さらに数学に興味のある人用に,Probability & Statistics,
そして私の選択したPrecalculusが用意されていました.
注:現在では微分積分の講座も用意されていて,
学年末の試験に合格すると,大学での単位としても認定してもらえるようです.
Precalculusの内容は,日本の高校で勉強する数学のレベルとほとんど同じでした.
全部理解しておけばセンター入試くらいは楽々解けるはず,というレベルでした.
ベクトル,複素数,指数関数,三角関数,数列,行列,簡単な微分積分,
といった項目があったと思います.
このクラスを選択している人は,いわばMosinee高校の数学エリートたちですから,
進むペースも早かったです.
Wisconsin州中部地方で,Math Leagueという数学コンテストがありました.
Geometry,Advanced Algebra,Precalculusの各クラスから,3人ずつの選手がテストを受け,
上位2人の成績を加算して,各高校で総合点を競うというものです.
このMath League,3回開催されたのですが,
朝9時くらいから,授業をお休みしてスクールバスに乗り,
2時間くらいかけて開催校に行きます.
テストを受けて,ランチをいただいて,帰って来ます.
テストさえなければ,楽しいバス旅行でした.
その年のMosinee高校は,結構いい成績でした.
私個人も,2位だったらしく,50ドルの国債をもらいました.
その国債,まだ持っています.Social Security No.を持っていなかったので,
その当時のMath League主催者の番号で発行してもらったので,換金できないのです.
今ではRoosevelt大統領のお顔が付いた,ただの紙でしょうか?
高校の卒業に必要な数学の単位数は,2単位でした.
つまり,まるまる2年間は何らかの数学科目を選択し,そして合格しなければならないのです.
数学が苦手で,大学進学も考えてはいない,という生徒向けには,
Practical Mathが用意されていました.
銀行でのお金の出し入れ,所得税の申告,車の売買,度量衡の計算といった
実生活に必要なことを勉強します.(計算機は持ち込み可だったようです.)
その当時としては珍しく,Computer Mathという授業もありました.
Precalculusを受ける部屋の向かいにある10畳くらいの小さな部屋に,
かわいいマッキントッシュが10台くらい置いてありました.
(その当時って,マックはとっても高かったんですよね(^^;)
Basicで簡単なグラフを書くプログラムを作っていたようです.
日本の高校の内申書に「微分積分(=Calculus,つまりPrecalculusの次の段階)」まで
勉強していると書いてあったこともあり,
ガイダンスカウンセラーのMr. Feitは,
このComputer Mathを選択するように勧めてくれたのですが,
コンピュータという機械そのものにまだ畏怖感を覚えていた私は,
尻込みしてしまいました.
結局,コンピュータを日常的に使い始めたのは,その後7年待たなければなりませんでした.
まさか,毎日ノートパソコンを持ち歩くようになるとは・・・・
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