Call a Blessing upon
たくさんの本の中でどれくらいの時間が経ったのだろうか?
これほど膨大な量の中から1冊の本を見つけ出すのは
至難の技である。
しかし、どうしても見つけたかった。少女の為に・・・。
他にいくらでも少女が欲しがりそうなモノはあるだろう。
しかし、私にはこれくらいしか思いつかない。
今まで感じた事のない想いに戸惑い、苦しんだ。
大切な妹のように思って居たはずだったのに・・・。
少女の笑顔だけが自分に向けられていない事。
とても切なくて・・・。
もう、夕暮れが近づいたのか、窓から差し込む夕日を見ても
明らかであった。
その時やっと見つけたのは異国の絵物語であった。
部屋の中を片付けもせず、その足で少女の元に向かう。
知らなかった訳ではない。しかし、考えれば考えるほど
時は過ぎていた。少女はたくさんの人たちから祝福されたであろう。
誰からも愛される少女・・・アンジェリーク・・・
天使と言う名の娘。
部屋の前に着いた時にはすでに夜の帳が下りていた。
日頃ならこんな時間に女性の部屋を訪れるはずはない地の守護聖。
しかし、今日だけは・・・今日中に会いたかった。
初めて気が付いた心。
今日、貴方に告げよう・・
HAPPY BRITHDAY DEAR ANGEL.
by wakaba